遊泳中の高校生3人が行方不明になった小樽市銭函2の海岸は

遊泳中の高校生3人が行方不明になった小樽市銭函2の海岸は、海水浴場には指定されていない「遊泳区域外」だった。区域外には監視員などがいないため、万一の際に救助が遅れるなど重大事故につながりやすく、過去にも遊泳中の事故が多く起きている。今回の事故現場は2014年に中学生1人が遊泳中に事故死しており、第1管区海上保安本部(小樽)などが注意を呼び掛けていた。

札幌の高校生3人溺れ不明 小樽・銭函海岸

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 1管本部によると、12~16年に道内で起きた遊泳中の事故は、海水浴場の9人に対し、遊泳区域外が61人と大半を占め、死者・行方不明者数も海水浴場の1人に対し、遊泳区域外は22人に達する。昨年8月に石狩市浜町で19~25歳の男性4人が溺れて死亡した事故や、今月1日に渡島管内福島町で男子高校生が死亡した事故など、中高生や若者が目立つ。

 長岡科学技術大の犬飼直之助教(海岸工学)は「波が50センチを越えた状況での遊泳は非常に危険。波が高いほど海流も早くなる」と指摘する。

 今回の現場周辺の海岸は、過去5年の事故が8人に上る。銭函海水浴場よりもJR銭函駅に近いため、JRを利用する中高生らが訪れて事故に遭う事例が多いとみられる。

 14年7月には、札幌市の男子中学生3人が遊泳中に深みにはまり、1人が死亡したのを受け、小樽市が15年に注意看板を設置。小樽海保は夏休み時期の今月21日まで巡視船やヘリで巡回していたが、警戒を解いたばかりだった。

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